こんにちは。Kaoriです。九州の真ん中、熊本県南阿蘇村に、私の「ばあちゃんち」があります。
まだAirbnbとしては準備中ですが、この家を宿にしたいと思い、少しずつ準備を始めています。
このブログは、完成してからの話ではなく、準備中の今の気持ちと記録を書き残すために始めました。
最初に私がAirbnbを始めようと思った理由を書きます。ちょっと長くなるので前編です^^
南阿蘇のはるばあちゃんち
南阿蘇の春ばあちゃんは2024年12月に91歳で亡くなりました。子供たちが結婚して家を出て以来約20年、南阿蘇の家に一人で住んでいました。私の母が中学生の時に事故で夫(私のじいちゃん)を亡くして以来、娘3人と義理の両親とこの家をたった一人で守り続けてくれました。聞いた話だとひいばあちゃんはドラマに出てくるようなちょっと厄介な義母だったようで。(笑)私の知っているばあちゃんは可愛くてお茶目な女性でしたが、彼女のこれまでのストーリーを聞くと本当に本当に尊敬でしかないです。

築89年のこの家は、一人暮らしのばあちゃんには広すぎる平屋の家で、寝室などの部屋だけでも4部屋以上あります。
もともとのいえを途中で増築しているので最近よくある「THE・古民家」ではなく、古民家と昭和レトロが混ざったような家です。
ここ数年は使われていませんでしたが、農業とタバコを生業としていたため、庭には二階建ての牛舎があり、
畑にはばあちゃんが残したユズの木やブルーベリーが残っています。
ばあちゃんちは私の実家から車で50分ほどかかるため、年末年始やGW、
夏休み冬休みに遊びに行く場所でした。
夏は近所の小川で従姉妹たちとサンダルを流して何時間もひたすら遊んで
冬は雨どいについた巨大な氷柱を取って積もった雪で鎌倉を作って
朝から恐る恐る鶏小屋に行って卵を頂戴したり
田植えに飽きて姉と逃亡したり
テレビは毎回甲子園か紅白歌合戦
そして何よりばあちゃんが作ってくれる鶏ご飯。
これが私にとってのばあちゃんちでした。
今思い返すと、雄大な自然に囲まれたのどかなこの場所は、私が一年の四季の流れを感じられる場所でもありました。
なぜ「売る・壊す」じゃなく宿にしたかったのか
私がばあちゃんの家を宿にしたかった理由は、自分たちの手で管理をし続けたかったからです。
田舎に限らずですが、「空き家問題」というのは最近いろんなところで耳にします。
今回のように、住む人がいなくなった家は空き家になります。
そうなった時に家をどうするか、選択するのは家族です。どうするのが家族にとって最適な選択なのか。私がこの選択をした理由と、
私なりのアドバイス(経験談)を話します。
①後継者のハナシ
従姉妹が10数年ぶりにほぼ全員集まったのは、ばあちゃんのお通夜の日でした。
その時はとにかくバタバタで、家のことはもちろん、今後ばあちゃんの荷物をどうするかとか
みんなで話し合う時間なんてありませんでした。
娘3人、孫10人、ひ孫10人の合計23人、春ばあちゃんが築いてくれた大家族です。
家族は多いですが、従姉妹たちはほとんどみんな自分の家庭を持っていますし、熊本にいない従姉妹たちもいます。
相続について、まず一番最初に話合わなきゃいけないのは娘である私の母たちです。
私はここについてはもう本人たちの意思であると思うので、もし母たちが家を別の用途で使うことに反対するなら
従おうと思っていましたし、住みたいと言うのならそれでも良いと思っていました。
家の名義については数年前から私の母が税金などを払っていたようで、
土地と家はそのまま母に相続されることになりました。ここでは長くなるのでここでは話しませんが、私の経験上どうしても言いたいことがあります。
相続関係は、親が生きている(できれば元気な)うちにやってください。お願いします(笑)
相続関係の手続きってほんっとうに大変です!!!ほんっとうに!!!
私の場合は家族間のトラブルもなく、手続きも母がやってくれたのでまだラッキーでしたが、
お金が関係すると何があるかわからないのが人間です。。。ぜひ早めの対策を。
②空き家になったら、のハナシ
家が空き家になった時、対策としては主に3つの手段がありました。
- 売る
- 自分たちで管理し続ける
- 空き家バンクに登録する
まず、1つ目の売ることに対してはみんなが反対だったので選択肢から消えました。
2つ目の、自分たちで管理することに対しては、多分みんながそうしたかったんだろうけど、
私としては母に負担がかかることが目に見えていました。
誰も住んでいなくても税金はかかるし、庭の手入れをしないと草はすぐ伸びるし、何よりも「家」と言うのは人や風の出入りがないと本当にすぐ傷んできます。
まだ現役で働いている両親が南阿蘇に通うのは現実的に難しいと感じていました。
そこで選択肢として出てきたのが「空き家バンク」への登録でした。幸いにも南阿蘇は最近移住者が多く、
空き家を探している人が多いです。村からも空き家バンクへの登録を勧められました。
これなら家を売らずに貸すことで、家を守ることができると母から言われましたが、私は正直賛成できませんでした。
もちろん、みんなにとって良い方法だとわかっていたのですが、それでも他の人に貸している期間は出入りすることすら
できなくなってしまいます。貸し出してしまって、もう自分たちのばあちゃんちではなく、“元ばあちゃんち”になることが嫌でした。
③私の選択のハナシ
最終的に、私は家を使って宿泊事業をすることを決めました。それには私の海外での経験が深く関わっています。
私は学生時代から留学や海外での経験を通して世界中に友達ができました。
その中には日本に関心のある友達も多くいますが、彼らが知っているのは東京か大阪などの大都市。
でも彼らがイメージするのはジブリ映画に出てくるような日本の田舎の風景。
私は声を大にして言いたい。「熊本においでよ!」
海外に行って、熊本を知っている人に出会ったことはほぼありません。豊かな自然、あたたかい村の人たち、美味しいご飯、全てが揃っているこの熊本を、もっと知ってほしい。
私は海外での経験を通してそう感じるようになっていました。
そんな時に、祖母が亡くなり、家が空き家になりました。
あ、じゃあ私がここを使おう。そう思いました。
それなら自分たちの手で管理ができるし人が行き来する環境も作ることができる。
ここには家がある。
ここに滞在してもらって、ここを彼らの日本のばあちゃんちにしてもらおう、それが私が出した答えでした。
ちょっとアツく語りすぎて長くなっちゃったのでこの辺で一旦終わります^^
後編では南阿蘇の魅力、なぜAirbnbなのか、今の気持ち(不安なこと)、このブログで書いていくことについて書きたいと思います!
最後まで見てくださってありがとうございます。
ここまできたらぜひ後編も見ていってください!
“なぜ南阿蘇で「ばあちゃんち」をAirbnbにしようと思ったか_前編” への1件のフィードバック
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